才能を伸ばすには?

2020.01.08

こんにちは!
STEAM教育担当の今井朝子です。
近年、社会的な活動やスポーツにおける10代の活躍にはめざましいものがあります。
本校でも、令和元年度全日本レスリング選手権大会(天皇杯)で年齢制限のない中、3年生の塩谷優くんが第2位、本校教諭の緒方竜成先生が第3位で表彰されました。塩谷くんにとっては社会人と肩を並べての試合でしたが、世界大会でも実績のある先生方の指導とサポートもあり、まさに「ONE TEAM」となって戦うことで実力を最大限に生かし好成績を残すことができました。

自由が丘1.7
左から田野倉翔太先生・緒方竜成先生・3年生の塩谷優くん・奥山恵二先生

今回の天皇杯での活躍もそうですが、適切なサポートがあれば学生たちでも社会人と同じレベルに到達することができ、未来をデザインする力があることを示しています。

本学におけるSTEAM教育では、生徒たちは高いレベルの課題を設定して取り組み、先生はそれをサポートする。まさに「ONE TEAM」となって授業を行っていきます。取り組む課題やアウトプットの方法は社会人と近いレベルのものを用意し、自ら率先して学び、深く理解しようとする力を養います。先生は生徒のやりたいことに合わせてサポート内容を変えるため、日々勉強して生徒と一緒に深く考えていきます。また失敗による貴重な学びの機会を有効に活かせるようにすることも大切です。

生徒たちには無限の可能性があります。本校のSTEAM教育では、先生は一人ひとりの可能性を発見し、サポートをしながら伸ばす方法を考えていきたいと思います。

この記事を書いたメンバー
今井 朝子
今井 朝子
(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーやフィールド調査に関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow、群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバー、SEE Learning Japan運営メンバーを兼務。

<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了