STEAM Award 2021

2022.03.15

本校のSTEAMの授業では、学校を小さな社会と捉えて、自分たちでプチ起業や提案を行っています。生徒たちは、メンバー募集のための企画プレゼン、予算獲得のためのプレゼン、進捗報告、成果報告もやりました。今回は、2021年度の成果報告について書きます。

2021年のSTEAMでは、個性的な15個のプロジェクトが立ち上がりました。プロジェクト報告はパーティー形式を計画していたのですが、感染力が強いコロナウィルスが出てきたためプレゼンテーション動画での報告に切り替え、オンラインで投票を実施。VTuberに説明させたチームもあり、表現の可能性が広がって動画像での報告もいいなと思いました。投票の結果、笑いを研究したプロジェクトが人気No.1となったため、賞状を印刷して、研究助成金のQUOカードを準備しました。ゲームクリエーター歴30年のクリエーターさんに企画提案をする機会をもらったチームもあります。学校への提案は、校長先生が実現に向けて検討中です。高校生の可能性は無限大です!

高校生のプレゼンスライド

プレゼンテーション動画の一部

以下は、2021年度のSTEAMで実施された15のプロジェクトです。
<学校>
(1)学校デザインの提案
(2)これからの自由ヶ丘学園に必要だと思うこと
(3)STEAM授業紹介動画
<社会>
(4)株価とコロナ
(5)ペットボトルキャップの改良
(6)Freedom of marriage
<心理>
(7)それってあなたの体ですよね(うつ病編)
(8)英語が簡単にできるようになる方法
(9)やる気が出る方法
(10)大谷翔平の研究
<アート&ゲーム>
(11)複合MAD
(12)Project GameЯs [PGЯ]
(13)自作コント
(14)カードゲーム作成
<生物>
(15)不思議な生き物

賞状のデザイン
笑いの研究プロジェクトがSTEAM Award 2021を受賞しました。
この記事を書いたメンバー
今井 朝子
今井 朝子
(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。

<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了