STEAM教育とは?
2019.11.29
こんにちは!
STEAM教育担当の今井朝子です。
今回は、私の担当している「STEAM教育とは何か」についてお話していきたいと思います。
STEAM教育とは、様々な分野の知識を使って、複雑な問題を解決できるようにする教育のことです。この「STEAM」とは、5つの言葉の頭文字を繋ぎ合わせた言葉になっています。
S Science(科学)
T Technology(技術)
E Engineering(工学)
A Art(芸術)
M Mathematics(数学)
文部科学省や経済産業省でも、このSTEAM教育を推奨しています。複雑化している現代社会の問題を解決するためには、自然学と人文科学の垣根を越える力、まさにレオナルド・ダ・ヴィンチのように問題の本質を理解して必要な知識を学び、解決策を創造する力が必要とされます。
コンサルタントとして国内外の企業や大学と共に新しい価値を提案してきましたが、そこで出会った方々は学ぶことや新しいことを生み出すことが好きで、仕事を楽しんでいらっしゃいました。また次々と新しい知識を学びながら、自分の才能を必要としている企業や大学を自由に行き来して、必要に応じてプロジェクトチームを編成して新しい課題に向き合っていました。
複雑で変化が激しい課題が増えている現代社会では、「いつ、どのような問題に直面するか」を予測することが出来ません。そのため、問題に直面してから必要な知識を効率的に集め、問題の本質を理解し、仮説を立てて、プロジェクトチームの仲間と共に試行錯誤を繰り返すという柔軟な生き方や働き方が、ますます増えていくと考えられます。
本校では、より良い世界を実現するために、仲間と協力しながら自分の才能を生かすという練習をするプログラムを行っていきます。学びは日々変化します。生徒たちの持つ無限の可能性を引き出し、社会で活躍できる人材になる方法を共に学んでいきたいと思います。
ぜひ一緒にワクワクしながら新しい世界を旅しましょう!
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今井 朝子(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。
<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了