ロボットとAIを高校生がデザインする
2021.02.09
現在UNICEFでは、子供たちの権利を尊重するロボットやAIをデザインするために、世界の子供達と調査を実施しています。本校の生徒は高校生研究者としてその調査に参加し、世界の人が、今、考えている解のない問題に高校生として何ができるのか挑戦しています。
授業をデザインする際には、欧州委員会共同研究センター(Joint Research Centre – European Commission)の研究者と、オンライン会議で子供たちに見せる資料や問を考え、授業を実施しています。最初の授業では、生徒たちは現在のロボット技術について動画を使って学び、人権について議論をしました。次回は、公平なロボットをデザインするので、公平であると思った経験と、不公平だと思った経験を考えてくることが宿題になりました。
AIについては、豊田工業大学シカゴ校(Toyota Technological Institute at Chicago) 理事長であり、東京工業大学名誉教授の古井貞興先生にオンラインで授業をお願いしました。少し難しかったので、全ての内容は理解できないかもしれませんが、これからの議論で少しでも参考になればと思います。
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今井 朝子(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。
<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了