世界の人が応援してくれています。

2021.07.05

STEAMの授業では生徒たちと一緒に、AIやロボットの存在があたり前になる未来をデザインすることを試みています。ブログ世界の人と一緒に学んでいます。」で、UNICEFのプロジェクトに参加していることをご紹介しましたが、本校とウガンダの学生たちと一緒に検討した結果を、EUの研究者と一緒に報告したところ、進行中の研究論文のカテゴリで最優秀論文賞を頂きました。

 

論文の表紙

本校とウガンダの生徒たちのロボットやAIに関する議論を分析して受賞した論文
AIロボットについて議論する生徒たち
AIやロボットについて議論する生徒たち

また、高校がこうした活動に参加しているのは世界的に見ても珍しいとのことで、世界最大級の学会の一つであるACMが主催している、Interaction Design & Children(インタラクションデザインと子供達)という会議への参加を依頼され、子供のアイディアを紹介するセッションで共同議長を務めました。共同議長は、ギリシャ、オランダ、パキスタン、日本という異なるタイムゾーンに属している人が、ZOOMで参加しました。会議のスケジュールがEU向けに作られていたので私は日本時間の0時に話をしました。

子供たちのアイディアを紹介した時のスクリーンショット。
ギリシャやパキスタンの研究者と子供たちのアイディアを紹介しました。(背景が青いのが私です。)

人種、性別、年齢、障害の有無にしばられることなく、インクルーシブな考え方で世界の人とよりよい社会の実現に向けて協働したい中学生は、ぜひ本校までご連絡下さい。一緒に挑戦しましょう!

 

 

 

この記事を書いたメンバー
今井 朝子
今井 朝子
(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。

<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了