高校生研究者たち

2021.07.29

これから10年の間に多くの仕事が自動化によってなくなり、新しい仕事が生まれると考えられています。今、16歳の高校生は10年後には、今はまだない新しい仕事につき、新しい仕事を作っていると考えられます。既に、新しい仕事を作り出す研究は進んでいるため、生徒たちにも参加する機会を作りたいと考えています。

ホンダ・リサーチ・インスティテュートでは、子供の視点でロボットのHARUをデザインするプロジェクトを実施しているため、高校生研究者として参加させてもらいました。公平なロボットとは?子供たちの役に立つロボットとは?生徒たちは研究中のロボットと実際に対話しながら未来について考え、意見を述べました。

students研究に参加して、ロボットの説明のわかりやすさを評価した高校生研究者たち
 storyTelling公平性・多様性・プライバシーについて教えるための物語をデザインしてロボットに演じてもらいました。
researchRoom
学校の部屋が研究室に早変わり。
研究者たちが自分の研究について説明して下さり、生徒たちは熱心に聞いていました。
この記事を書いたメンバー
今井 朝子
今井 朝子
(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。

<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了