自分の夢に一歩近づく
2022.08.19
STEAMでは各人がやりたいことを発見して、それを大学や将来の仕事につなげられるよう、多くの方々と協力しながら子どもたちを育てています。今回は、「将来は農業をやりたい!」という夢を持っている生徒が、栗山農園を訪問してインタビューを実施しました。栗山農園は自由ヶ丘学園高等学校から歩いて10分程度の場所にあり、畑を貸したり、農業に関するイベントを開催したりするなど、新しい農業に挑戦している農園です。大変お忙しい中、経営者の宇津山様は、生徒の質問に大変丁寧に、真摯に応えて下さいました。
生徒は、STEAMの授業中にインタビューの内容を考え、農園にお伺いして半構造的インタビューを実施しました。インタビューでは、沢山のことを教えて下さいましたが、以下の点が印象的でした。
「農業は経済活動なので、農業をやって収入があって初めて業となる。
農作業そのものは比較的簡単だが、農業として成立させるためには経済活動としてやらなければならないので厳しい。最近は、農業の法人化が進んでいるため、若い人の就農意欲が高い。また、働き方も多様化していて、3日はサラリーマン、4日は農家として働いている人もいる。まだ高校1年生なので、大学でしっかり勉強するのがいいと思う。」
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今井 朝子(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。
<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了