国連主催の会議で登壇しました
2023.10.20
京都で開催されたインターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)2023のワークショップで、本校の生徒が発表しました。このフォーラムは国連主催で、生成AIに関する国際的な管理運営について多様な立場の人が議論する場として開催されました。日本での開催は初めてで岸田総理はホスト国の挨拶の中で、日本がAI開発・利用の両面に取り組んで行くことを宣言しました。
なぜ、本校の生徒がこのようなフォーラムで発表することになったかと言いますと、本校の生徒は希望すれば、ホンダ・リサーチ・インスティテュートジャパンが実施してるAIロボットHARUの研究開発に高校生研究者として参加することができるからです。その高校生研究者の中の一人である安武さんが、ホンダ・リサーチ・インスティテュートジャパンのチームと一緒にワークショップを実施しました。
安武さんは登壇して、研究に参加した時の経験や、AIへの期待について英語で語りました。IGFが作成した動画像がありますので、御覧に頂けましたら幸いです。
IGF 2023 – Day 2 – Workshop Room 4 – AI & Child Rights: Implementing UNICEF Policy Guidance
安武さんはこのワークショップで自信がついたそうで、東京都が公募している海外でのイベントにも申し込んだそうです。日本の子供たちは、海外の人たちと協働できます。本校で一緒に挑戦しましょう!!
English follows. ———————————————-
At the Internet Governance Forum (IGF) 2023 workshop held in Kyoto, students from our school made a presentation. This forum, organized by the United Nations, served as a platform for individuals with diverse perspectives to discuss international management and operations concerning AI. It was the first time this event was hosted in Japan, and Prime Minister Kishida declared Japan’s commitment to both AI development and utilization in his host country address. As for why our school’s students had the opportunity to present at such a forum, it’s because our students, if they so wish, can participate as high school researchers in the research and development of the AI robot HARU conducted by Honda Research Institute Japan. Among these high school researchers, Mr. Yasutake led a workshop alongside the Honda Research Institute Japan team. He gained confidence during this workshop and has even applied for overseas events that Tokyo Metropolis is offering. Japanese children can collaborate with people from abroad. Let’s take on challenges together at our school!
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今井 朝子(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。
<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了