SDGsをUgandaの子どもたちと考える

2024.06.27

中学生の皆さんは、どのようなことを学びたいと思っていますか?多くのことを簡単に調べられる時代ですが、本校ではオンラインで世界の同年代の人たちと語りあいながら学ぶ機会を提供しています。文化背景が異なる人々と会話ができることは、これからの社会で生きていくために必要なLife Skillであると言われていますが、日本国内には練習する場がほとんどないため、本校ではオンラインで実施しています。2024年6月11~14日は、ウガンダにある学校とオンラインでつないでSDGsについて意見交換しました。ウガンダの学生は英語とスワヒリ語が話せるので、本校の生徒もがんばって英語で会話をしましたが海外の人との会話に慣れていないため、かなり苦労していました。

ウガンダの子供たちとの意見交換の様子
ウガンダの子どもたちとの意見交換の様子

ウガンダの学校は、朝9時から5時までで、しかも歩いて片道1時間かかるとのことでした。また水は雨水をためていて、飲むときに煮沸して使っているそうで、日本の子どもたちにとっては驚きでした。ウガンダの学校の先生がzoomで学校を紹介してくれたのですが風景や学校が色であふれていて、子どもたちの笑顔が素敵でした。

ウガンダの学校の様子
ウガンダの学校の様子
学校の近くで撮影してくれたバナナ
学校の近くにあったバナナ

また、「最近、ウガンダで大雨があり、村が土砂崩れがで埋まってしまった。」という話から、日本での土砂災害対策についての話になったのですが、本校の生徒達は日本のことをあまり知らないことに気が付きました。更に、「ウガンダでは、国が食物を栽培するための種をくれるが、日本ではどうか?」という質問の際には、「日本ではたぶんそんな支援はないよね?もらっても、植えるところがないよね?」という、日常生活では思いつかないような会話で盛り上がりました。

英語で質問を考えている本校の生徒たち
英語で質問を考えている本校の生徒たち

SDGsの各テーマに沿って、ウガンダと本校の生徒たちは質問を考えたのですが、英語翻訳アプリを使っても、自分の言いたいことを英語で表現するのは難しそうでした。

文化背景が違う人とコミュニケーションをするには、文化的背景から説明しないと意見交換が難しいこと、文化背景が違っていても似ているところも沢山あることが実感できたと思います。世界中に素敵な友達が沢山できることを願っています!