博士たちと一緒に新しいアプリを考えました。
2024.11.09
AIロボット「HARU」の学生主体の設計をサポートするため、学生とともにホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンを訪れました。ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンのGomez博士やHARUの開発チームとは3年ほど前から共同研究をしていますが、HARUのシステムを使って初めて会った頃に比べると、本校の生徒もオーストラリアの学生たちも大きく成長しました。3年生が卒業するため、ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンとの研究の役割は2年生と1年生に引き継がれました。それでも卒業生たちは大学生になっても、この心温まるプロジェクトに参加し続けたいと言っています。
今回は、学生と一緒に新しいアプリケーションをデザインするためにウィザード・オブ・オズ法に挑戦しました。ウィザード・オブ・オズ法というのは、新しいアプリやサービスのアイディアを練る際に、機械の役割を人間が演じて、実際にアプリができたらどのように使えるかを手軽に考えるための手法です。Dr.ゴメスがHARU役となり、架空の英語学習AIアプリを楽しく開発しました。生徒のみんなにとって、とても楽しいひとときとなりました。このような素晴らしい機会を提供していただき、ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンの皆様にこころから感謝しております!
I visited Honda Research Institute Japan with my students to support the student-centered design of the AI robot HARU. We have been collaborating with Dr.Gomez and HARU’s development team at Honda for about three years, and students in Australia have grown a lot compared to when we met for the first time. Since the third-year students are graduating, the role of research with the Honda Research Institute Japan has been handed over to the second-year and first-year students. Still, graduating students want to continue to join this heartwarming project. This time, we tried the wizard-of-oz method to design new applications with students. Dr.Gomez played the role of HARU, and we developed a virtual English learning AI application. It was a very cheerful moment for all of our students. Thank you for providing us with such a fantastic opportunity!
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今井 朝子(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、OECD SSES National Project Manager、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。
<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了