東京科学大学猪原健弘教授と連携協定を締結

2025.02.10

多くの研究や起業が、好奇心や共感がきっかで生まれています。そのため本校では、生徒たちに好奇心を持ってもらうために国内外の大学生との交流を図ってきました。更に、大学との交流を活性化するために2025年2月、東京科学大学リベラルアーツ研究教育院猪原健弘教授と本校は、双方の教育の活性化を図るために連携協定を結びました。猪原教授のご指導のもと東京科学大学との交流を深めて行く予定です。猪原教授は、意思決定、合意形成、紛争解決への数理的アプローチがご専門なので、この協働を通して高校生に数学の楽しさが伝わると嬉しいです。

大学連携協定に署名しました。
大学連携協定に署名しました。

私は昨年、猪原教授のゼミに参加させて頂いたのですが、学生さんたちは幅広い領域に関心を持って活発に議論していました。こんな素晴らしい大学生たちと一緒に過ごすことができたら、高校生たちもいろいろなことに好奇心持ってくれるのではないかと思います。

2025年3月4日には、本校の生徒たちは東京科学大学にお伺いして、猪原教授による「合意形成のワークショップ」に参加します。このワークショップは、東京科学大学の学生さんにも人気のワークショップだそうで、とても楽しみにしています。

更に、2025年3月13日には、本校の生徒による「自分の考えていることを発表するイベント」に、猪原教授が審査員として参加して下さいます。多くの素晴らしい研究や起業は、好奇心や思い付きが発端となっていることが多いので、子供たちの小さな好奇心を、猪原教授と共に大きく育てていきたいと考えています。

猪原教授と連携しながら子供たちを育てていきます
猪原教授と連携しながら子供たちを育てていきます
この記事を書いたメンバー
今井 朝子
今井 朝子
(株)日立製作所にて研究開発に従事した後、アメリカの企業にて東京大学とイリノイ大学とのVRの国際研究プロジェクトに参加し、アプリケーション開発に従事。その後ユーザビリティーに関するフリーランサーとして多数企業の新規事業提案等に携わる。現在、総務省情報通信審議会専門委員、Salzburg Global Seminar Fellow(世界をより良くするために活動しているリーダーのための国際NPO)、Karanga執行役員(社会性と情動の学び、生きる力の学びを広めるために活動している国際アライアンス)群馬県非認知教育専門家委員会委員、SEL Japan 運営メンバーを兼務。

<経歴>
・慶應義塾大学理工学部卒業
・慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻 修士課程修了
・イリノイ大学コンピュータサイエンス科 修士課程修了
・東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了